蚊に負けず劣らず嫌われている害虫ゴキブリとの死闘を描いた姉妹サイトも更新中!

「蚊は麻疹(はしか)を媒介しますか?」厚生労働省に電話で質問した答えは「しません」だった。※感染症・予防接種相談窓口

スポンサーリンク

沖縄県で流行している麻疹・麻しん(はしか)、感染していた台湾人が観光で訪れ、広まったそうです。さらに、本土から沖縄へ旅行した観光客が伝染り、帰宅後に発症してニュースになっています。

 

沖縄本島北部の名護市では男子生徒がかかり、感染拡大防止のため学級閉鎖にまで発展しているそうです。

 

学級閉鎖のイラスト

学級閉鎖のイラスト

 

私は当初、「どうせインフルエンザ程度の病気でしょ?」と考えていました。

 

が、厚生労働省のホームページを読んで考えを改めました。

 

麻しんは感染力が強く、空気感染もするので、手洗い、マスクのみで予防はできません麻しんの予防接種が最も有効な予防法といえます。また、麻しんの患者さんに接触した場合、72時間以内に麻しんワクチンの接種をすることも効果的であると考えられています。

厚生労働省:麻しんについて

※親に聞いてみると私が小さい頃に予防接種の注射はしたとは言っていましたが二度目も必要ですね(汗)。

 

「どうせインフルエンザ程度の病気でしょ?」という私の考えは間違いでしたm(_ _)m

 

ワクチンの予防接種と人混みを避けるぐらいしか方法がないのですか!?そんな、とてつもない感染力に不謹慎ですが私は学生時代に映画館で見たダスティン・ホフマン主演の映画アウトブレイクを思い出して震えてしまいました。

『アウトブレイク』(Outbreak)は、1995年制作のアメリカ映画。アフリカから持ち込まれた非常に致死性の高いウイルスによる未曾有の「バイオハザード(微生物災害)」に立ち向かう人々を描いたサスペンス映画。

 

映画館の中で咳をして次々と広まるシーン、映画館で見ていた自分自身が疑似体験しているようで恐怖でした。

 

あれれ?私の記憶が確かならば、麻疹は日本では根絶したと憶えているのですが、(映画内でも似たようなやりとりがありましたね)

 

世界保健機関(WHO)は3月27日、日本が麻疹について、土着株が存在しない「排除状態」にあると認定した。この認定について、4月2日に開催された厚生科学審議会感染症部会はこれまでの麻疹対策の結果だと評価。

日経Gooday(グッデイ)2015/4/6

 

海外から持ち込まれるという、人や物が世界中を行き交うグローバル社会は伝染性の強い麻疹ウイルスには都合が良い!?のでしょうね(汗)。

 

手洗い、うがい、マスク着用で防げると考えていましたが、無理なのだそうで、特に注意が必要なのは妊婦さんで、※もし(妊娠期間の前半[2 0週頃まで]に)感染すると生まれてくる赤ちゃんの目や耳、心臓などに障害(先天性風しん症候群)が生じる可能性があるそうです。

厚生労働省のPDF資料より

 

なんじゃそりゃ!赤ちゃんに障害が生じるってジカ熱と似てない!?と思ったのです。え?ちょっと待って、ジカ熱って蚊が媒介するよね、もしかして麻疹も!?と不安がよぎりました。

 

蚊に刺される人々のイラスト

蚊に刺される人々のイラスト

「麻疹・麻しん(はしか)って蚊が媒介するようなことはないよね?」

 

感染力が強いだけではなく、害虫の”カ”が持ち運びできるとしたら止められないんじゃないか!?という恐怖に怯えて一瞬ですが震えてしまいました。

 

でも、不安を抱えているだけでは意味がありません。

 

というわけで厚生労働省に直接電話して聞いてみることにしました。

 

スポンサーリンク

「害虫の蚊は麻疹(はしか)を媒介しますか?」厚生労働省の相談窓口に電話して聞いてみた!

子供電話相談室のイラスト

子供電話相談室のイラスト

 

知り合い・身内に医者はいませんし、ならば地域の保健所に聞いてみようかと思いましたが、厚生労働省に直接尋ねたほうが手っ取り早いと考えて電話してみました(笑)!

 

まず、電話:03-5253-1111(代表)へかけてみました。

 

私『今流行っている麻しん・麻疹について聞きたいことがあるのですが』

 

厚生労働省『専用の相談窓口がありますのでご案内致しますね』

 

と紹介されたのが電話:03-5276-9337。

厚生労働省:感染症・予防接種相談窓口

子宮頸がん予防(HPV)ワクチンを含む予防接種、インフルエンザ、性感染症、その他感染症全般について、相談にお応えします。
※行政に関するご意見・ご質問は受け付けておりません。
※本相談窓口は、厚生労働省が業務委託している外部の民間会社により運営されています。

○電話番号 03-5276-9337

○受付日時 午前9時~午後5時 ※土日祝日、年末年始を除く

相談窓口
相談窓口について紹介しています。

 

プルルルルッ、プルルルッ、ガチャ

 

私『もしもし。あの~すいません、今流行っている麻疹・麻しん(はしか)について聞きたいことがあるのですが』

 

感染症・予防接種相談窓口『はい、よろしいですよ。その前に確認があります。相談者のお住まいの地域はどこですか?』

 

私『どこどこ(地域)です。』

 

感染症・予防接種相談窓口『ありがとうございます。ではどのような内容でしょうか』

 

私『感染力が強いという麻疹(はしか)ですが、害虫の蚊が媒介するのでしょうか?つまり、麻疹にかかったヒトから血を吸った蚊が、麻疹にかかっていないヒトを刺したら伝染るのでしょうか?』

 

感染症・予防接種相談窓口『蚊が麻疹を媒介するのかどうか、ですね。確認してみますので、このまましばらくお待ちいただけますか?』

 

私『はい、よろしくおねがいします』

 

ここで数分ほど待ちました。

 

感染症・予防接種相談窓口『お待たせいたしました。確認したところ、蚊が麻疹・麻しん(はしか)を媒介するようなことはありません。”はしか”は飛沫・空気感染、接触で感染します。』

 

私『そうなんですね、ありがとうございました!』

 

感染症・予防接種相談窓口『いえいえ』

 

というわけで、厚生労働省に電話して私の疑問(不安)は解決しました。

※10分もかからないやりとりでしたが、わざわざ聞く人も少ないと思います。

 

蚊は麻疹・麻しん(はしか)を媒介しません!

 

が!だから安心ではなくて、最も有効な予防法・対策は麻しんの予防接種であるという確認ができた、ということだと私は考えました。特に、ご家族に赤ちゃんを身ごもった妊婦さんがいらっしゃるならば。

 

連休で日本国内ではなく海外を訪れるご家族が続々と旅立っているとテレビで紹介していますので、麻疹・麻しんは別でデング熱やジカウイルス感染症対策に蚊よけも行うべきでしょう。

 

※追記

はしかなど流行、感染症に注意 28日からGW、厚労省呼びかけ

東京医科大病院渡航者医療センターの浜田篤郎教授(渡航医学)は「黄熱やジカ熱、デング熱を媒介する蚊は日中刺すことで知られる。流行地域に行く場合は肌の露出を控え、虫よけスプレーも使用するなど予防策を講じてもらいたい」と話している。

【用語解説】はしか(麻疹)

麻疹ウイルスによって起こる感染症。風邪のような症状のほか、発疹が出る重症化すると肺炎や脳炎といった合併症を起こし、患者千人に1人の割合で死亡する。感染力はインフルエンザの6倍あるといわれ、免疫を持っていない場合は、ほぼ100%発症する。

はしかなど流行、感染症に注意 28日からGW、厚労省呼びかけ(2/2ページ)
 旅行者が増える大型連休を前に、感染症への警戒が高まっている。国内では沖縄県を中心に、はしか=麻疹(ましん)=の感染が拡大。海外では黄熱やデング熱など蚊が媒介…

 

うわあぁぁ、これは沖縄県にとって痛いですね。GW(ゴールデンウィーク)という連休で観光客を呼び込みたい時期なのに(汗)。しっかりと対策を立てて一日も早い解決ができることを期待しましょう。

 

タイトルとURLをコピーしました