蚊(カ)などの害虫が海外から風に乗り飛来!?
これは知らなかったです、衝撃の事実(´゚д゚`)!
いやいやいや、まさか海を渡って!?
外国から害虫が日本に侵入してるなんて(笑)、
船(貨物船)や飛行機(航空機)ならまだしも、
風?黄砂やPM2.5じゃないんだからマジ止めてくれ(笑)。
しかも日本脳炎ウイルスを保持した蚊って・・・
デング熱・ジカ熱だけじゃなくて危機意識が必要だ。
海を渡り日本に侵入する害虫を予測し対策を立てる必要性
ウンカや蚊 海外の病害虫 飛来予測…気象データなど利用し
多くの昆虫が風に乗って海を越え、日本を訪れる。病害虫や、ウイルスを運ぶ蚊もやってくるため、専門家は飛来予測に取り組んでいる。
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これまで気象庁の観測船が太平洋や東シナ海の海上でウンカの集団が移動するのを確認しており、ベトナム周辺から中国を経由、日本や台湾、韓国に飛来するルートが明らかになってきた。中国から九州まで、約1400キロ・メートルを24~36時間かけて移動すると考えられている。
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日本脳炎ウイルスを媒介する体長5ミリほどの蚊「コガタアカイエカ」も、同じように海外から飛来しているらしい。
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国立感染症研究所の沢辺京子昆虫医科学部長らのグループは、コガタアカイエカは遺伝子のタイプにより日本固有の「日本型」と、アジアに広く生息する「アジア型」に大別できることを確認した。
09~10年に東北から九州にかけて調べたところ、7~8月に佐賀市と長崎県五島市などで採集した蚊の約1割がアジア型だった。日本型は国内で越冬するが、アジア型は海外から飛来しているらしい。
ウイルス学が専門の長崎大熱帯医学研究所の森田公一教授は「日本脳炎ウイルスは昔から頻繁に海を渡り、日本に入ってきていた」と推測する。
コガタアカイエカは、最長38時間飛び続けられることが実験で分かっている。沢辺さんは「コガタアカイエカの飛来をコンピューターで予測するシステムを開発し、アジア全域で日本脳炎の予防につなげたい」と話す。
農作業に従事する方々には”ウンカ”大敵、いやライバル。
中国から九州まで約1,400kmを24~36時間かけて移動って、
どんだけのスタミナ、タフさを備えた昆虫なんだよ・・・。
※ウンカ食べたらマラソン強くなれそうな気がする。
で、そもそも、どうやって害虫の飛来を予測してるんだ?
と思ったんですが、なんと、原発事故で話題になった、
放射性物質の拡散予測システム
WSPEEDI(ダブルスピーディ)
がはじきだしたんだそうです!
スーパーコンピュータ?凄え!と感心しました。
大塚さんらは04年、日本原子力研究所(現・日本原子力研究開発機構)とウンカの飛来予測システムを開発した。基になったのは、放射性物質の拡散予測システムWSPEEDIだ。中国南部を出発する時期や、風向き、気温などのデータを組み合わせ、ウンカが広がる様子を計算する。
<WSPEEDI(ダブルスピーディ)>
原子力事故などで放射性物質が風に乗って拡散する様子を世界規模で予測するシステム。1月の北朝鮮の核実験でも放射性物質の放出を仮定して予測し、大気中の試料採取などに役立てられた。福島第一原発事故では国内版のSPEEDIが使われた。昆虫の飛来予測では、虫が自ら羽ばたいて動くことも計算に入れている。
※引用ページ 同上
今後は様々なデータを予測して害虫対策に役立てて欲しいですね。
でもまさか放射能物質の拡散を予測するシステムが害虫飛来に役立つなんて、すごいです。