くー!悔しいっす(ू˃̣̣̣̣̣̣︿˂̣̣̣̣̣̣ ू)!なんたる不覚!油断していたつもりはないのですが、いえ、気が緩んでいたのでしょう、気付かないうちに蚊に刺されてしまいました。
憎き害虫ヒトスジシマカ(蚊)に、蚊除け対策を目的に”敢えて”脱毛を避けていた足を刺されてしまったのです!キーッ!
なんて書いときながら、刺されちゃってるしー!でも、確実に蚊への嫌がらせにはなってるはずだしー!言い訳すんな!もう全身の毛を剃っちまえ!なんて言われかねないしー!
クッソー(;´A`)!いいかげん諦めて剃ったほうがいいのか、それとも海藻を食べまくって増毛させてさらに濃く太くした方がいいのか、悩みどころなんです。
肝心の吸血現場をご覧ください。
見て下さい、顔面が肌に密着するほどスレスレまで刺されています。
まれにいるんですよね、ここまで深く突き刺す蚊が。
(血管まで到達できないほど口針が短いのか、脂肪が付いてるのか・・・)
うま~く毛を避けて皮膚に着地、足を広げて刺されてしまいました。
ここまで刺す蚊って、ちょっとやそっとじゃ離れないんですよ。
口で息をフーッと吹きかけても・・・逃げません(笑)。あー!この様子を動画で紹介したいけど、無理でした。
みるみるうちに腹部が赤黒く膨れて私の貴重な血液が盗まれていくのです。
敵ながらアッパレな吸いっぷり!と感心してる場合じゃありません。
このまま叩いて退治してしまおうか!?と思ったときでした。
シュタッ!
※画像の迫力だと像のような大きさに感じられるでしょうが、実際は数センチ、あなたの家にも、ほら、そうやって画面を見つめている横でジッと見つめているかもしれない普通のハエトリグモです。
ん(;´Д`)!?は、ハエトリグモ!
ジッと自分の足を眺める人間を、これまた珍しそうにジッと見つめるハエトリグモが目の前に現れたのです!
そしてジッとして動かず私を見つめたままのハエトリグモ・・・。
私も息を殺してジッと見ていたら、なんだかハエトリグモから心に、脳に、直接話しかけてきたような気がしたのです。
「なあ、その蚊、オイラにくれないかい?そのタップリと人間の生き血を吸った黒い虫、食べてあげるよ?悔しいだろ?憎いだろ?どうせなら屈辱的な死を与えたくないか?だから、殺さずに生け捕りにしてオイラに引き渡してくれないかい?」
え(;´゚д゚`)!?いや、その・・・ハエトリグモにそう言われちゃあ断れないよ、じゃ、、じゃあ駆除せず捕獲するからさ、好きなようにしておくれ・・・
私は、血を吸う行為に夢中になって油断していたヒトスジシマカを、ゆっくりと捕まえたのです。そして、ハエトリグモの要望通り、引き渡したのです。
すると、シュタッ!とジャンプして飛びかかり、
「ウギャー!」
※蚊の悲鳴。あ、メスだからキャーッ!か?まあいいや。
メキメキッ!バキバキッ!と音が聞こえてきそうなほどにガブッ!とヒトスジシマカに噛み付いたのです!
狩り!まさしく野生動物が獲物を捕らえる瞬間!
さっきまで楽しそうに私の血を吸っていた蚊が、見るも無残に折り曲げられ、徐々に折り重なり変形していく!これがハエトリグモの食事風景なのか!
アダンソンハエトリ(ハエトリグモ)が害虫ヒトスジシマカ(蚊)を食べる様子が自然界の狩りにしか見えない!
「ムシャムシャ、パクパク、どうだい?これで気が済んだかい?おっと、別にオイラは人間の体液に興味があったわけじゃねえのさ、ただ、至福の状況の獲物を一気に奈落の底に叩き落とした瞬間の絶望感ってのが最高の隠し味になんのさ、へへ。」
ふおおおぉぉ(;´゚д゚`)カッコええ!
ハエトリグモだからこそ言えるセリフ!
一言も発しないヒトスジシマカ、私の血を吸っていた”捕食者”の立場から、コンマ数秒で”捕食される側”に転落した悲しき害虫よ!安らかに眠りたまえ!
YOUTUBE動画:ハエトリグモがヒトスジシマカを捕食する様子
時間にして数分でした。
蚊の美味しい部分だけを食べ終えたハエトリグモは・・・
「ゲップ!ごちそうさん!ポイッ!」
と蚊を放り投げて食事を終えたのです。
放り投げられてコロンッ!と転がるヒトスジシマカ、壮絶な死を遂げたのです。
ふおおおぉぉ!まるでマンガや映画のワンシーンのような出来事に、私は絶句するしかなかったのです・・・
は、ハエトリグモさん、たしか人間の血には興味がないって言ってましたよね、あれ?でも明らかに喰われちゃったのは・・・タップリと私の血液が溜め込まれた腹部・・・いえ、何も見なかったことにしましょう・・・
「うー、ゲップぅぅ。美味しかった。やっぱ餌は生きてる虫じゃないとダメだよな、くわえて食後のまるまる太った状態だとなおさら嬉しいよな、ヒヒヒッ。」
「ん?なんだい人間さんよ、血を吸う憎き害虫を処理してあげたのに、その怯えた目はなんだい?」
クルリッ・・・と向きを変え
「言いたいことがあるならハッキリと言いなよ、ああ?黙ってちゃ分からねえだろ?しかも人間と蜘蛛の対話だあ、共通言語がないから頼りは目と目、、、、ああそうか、2つの目しかねえ人間だもんな、オイラを読み取れねえんだな、クククッ」
・・・なあーんてことを台詞にしてみたんですが、当ブログを訪れる読者はハエトリグモがそんなことを考えていると信じる人はいないでしょうね。
未だにいるんですよ、ハエトリグモを気味悪がってハエ叩きで駆除する、とくに多いのが女性(汗)。
ここまでかなり引っ張りましたが、何が言いたいのかというと、
ハエトリグモを殺さないで!害虫の蚊さえも食べちゃう益虫だから!
ってこと(笑)。はーっ!ながっ!