※この記事は、蚊が備え超能力?センサー?を人間社会に応用すると役に立つかもしれないアイデアを記した内容です。(元ネタは紹介する書籍から)
このようなシーン、みなさんも経験ないですか?
「さあ、今日はもう寝ようかな」と布団に入って部屋の照明と消した時によくあること。
プ~ン
羽音が聞こえてきました。
蚊です。
「ムッカーッ# ゚Д゚)!なんでいっつも眠りに入ろうとする時にやってきやがるんだ!気になって寝れやしない!ぶっ叩いてやる!」
起きて部屋の明かりを点けます。
羽音を頼りに蚊の姿を探し、ようやく発見!
さあ!当然、叩いて退治してやろうと考えますよね?
しかし、これがなかなか難しいのです。
いや、難しいというか、無理なんじゃないかと思わせる動きをするのですよ、蚊って。
目の前を通り過ぎようとする瞬間、今これから手を振り下ろそうとした方向からクルッと向きを変えて逃げていくのですよ!
ね、ね、わかりますよね?
似たような経験ないですか?
空振りじゃなく、空振りする前のこと。叩こうとした瞬間に、まるで人間の考えを、頭の中の思考を読み取り逆方向へ飛んでいったりするんですよ!
逃げるのが上手なんてもんじゃないんです。まるで漫画や映画の中に出てくる他人の考えを読み取るような超能力?を備えてるんじゃないかって本気で考えちゃうぐらいにビックリするんですよ。ええ、間違いなく映画化される内容です。って、今のうちに書いとこう(笑)。
そうなるともう私は冷静な判断ができなくなり、手当たり次第に
オラオラー。゚ヽ(#゚Д゚)ノ゚。ーオラララッ!
と息切れするほどブンブン振り回すのです。
しかし、やはり捕まえられないのです。
※頭の中では”寄生獣のミギーと別れた直後の新一”みたいに捕まえたいのですが(笑)。
ね?こんな経験ないですか?
こうなるともう私は退治を諦めてしまい、
ハーハー(;´Д`)=3
もうええわ、好きなだけ吸えぇぇ
と負けを認めて寝ます(笑)。
このような蚊の動き、超能力みたいだけどただの偶然だろう、自分だけだろうと考えていたんです。なのでブログネタにしませんでした。ところが、同じ意見の人を見つけたんです。それも私とは違ってかなり凄い(多分)方のようです。
まるで超能力!蚊は人間の脳波に反応して逃げる姿に疑問を抱いたバナナ博士に同意!独自のセンサーを真似して国土防衛に備えよ!
それは蚊の撃退を諦めて(笑)イヤホンで音楽を聴きながら読書していた夜のこと。その本のタイトルは”奇跡のバナナ”。
なんだか聞き覚えのあるタイトルだなあ、と思った人、私もです。ですが、奇跡のリンゴに匹敵する名著。私の中ではど田舎うまれ、ポケモンGOをつくるにも匹敵、いや、それ以上の名著ではないかと読み終えて思いました。
熱帯のバナナを岡山で育てるという、しかもちゃんと美味しい果実がなる奇跡のようなことを成し遂げた方。もうこの田中さんが奇跡です(笑)。というのも詳しくは読んでほしいのですが、とにかく目標を追いかける執念が凄いです。なにかを成し遂げる人に共通する熱意が伝わってきます。ちなみに「もんげー」とは岡山弁で「すごい」という意味だそうな。
で、なぜバナナをテーマにした本で蚊なの?と疑問に思われたでしょう。田中さん、とにかく観察力が尋常じゃないのです。この観察力があったから奇跡のバナナが誕生し、そして蚊の動きにさえも注目してアイデアが生まれるのです。さらにそれを実践する行動力も備えた、学者と研究者と技術者をかけ合わせたような、そして並外れた生命力も持ち合わせた・・・やはり奇跡なのはバナナよりも田中さんのような気がしてきました(笑)。
で、本文中に蚊に関する記述があるので引用します。
[蚊は人間の脳波に反応して逃げる!]
蚊も不思議な虫です。
彼らは、人間が叩こうとする瞬間に、反対方向へ逃げます。右から叩こうとしたら必ず左に、左から叩こうとしたら右へ逃げる。あんな小さな頭のどこでそんな判断をしているのか?
なぜ人間の行動を予測できるのか?小さな蚊がどんな脳みそを持ち、知能を持っているのか、不思議に思いませんか?
私は叩こうとした瞬間に逆方向へ飛んだ蚊を見て、「こいつらは違う次元の感覚を持っている」とひらめきました。
彼らには驚くべき生存本能があります。絶対に殺されたくないという生物のプログラムがあり、それを実行する機能があるのです。
どんな機能なのかを調べたいと思い、蚊の頭を電子顕微鏡で撮影してもらいました。すると、蚊の頭に、すごい数の円錐状の突起が生えていたのです。
これは何だ?
たぶん、全方向性のアンテナではないかと思いました。空気の流れから電磁波の微小な変化まで、方向から奥行きまでをキャッチできるアンテナです。人間が動けば、空気が動きます。その空気の流れから、人間の位置や速度を探知するのです。
生物のセンサーは、人間がつくるセンサーとは桁違いに精度が高いので、そういうことが可能です。手を上げようとした瞬間に蚊が逃げるのは、手が動いたときの空気の流れや温度の変化を探知しているからでしょう。
ところが、手を動かしていないのに蚊が逃げることもあります。蚊がいるな、
叩こうと思った瞬間に逃げだすのです。彼らは、人間の意識をキャッチして、反射的に逃げるのではないだろうか?そう考えると腑に落ちます。相手が来る、自分を殺そうとしている、そういう気配を察知すると、反射的に逃げるというわけです。
では、気配とは何か?おそらく脳波です。人間の微弱な脳波をとらえて、自分(蚊)の存在が意識されたことを知る。だから、人間が叩こうと思った瞬間に、その脳波をキャッチして、反対方向へ逃げるのです。
彼らは、脳で考えて動くのではなく、反射的に体が動くようになっています。いちいち考えていたら、やられてしまいますから。だから、考える間もなく反対方向に飛ぶような、生存本能でできた生物なのだろうと思います。
[ハエトリソウと蚊が教えてくれたこと]
・・・中略・・・
蚊が備えているようなセンサーをつくることができれば、びっくりするようなことが可能になるでしょう。AIと回路をつないで、危険を回避する飛行機をつくったらどうなるか?戦闘機なら、ミサイルを撃たれる前に回避できます。攻撃しよう、飛行機を落とそうと敵が思った瞬間に、飛行機がその脳波をキャッチして反対方向へ逃げる。そういうことができるのかもしれません。
蚊を一匹見るだけでも、これだけの神秘的な発見があるのです。それを謙虚に見て、彼らから教えてもらったことを実行に移すかどうか、ということです。私がしていることは、すべて自然からの教えなのです。
基本となるのは、観察です。
ページ:116-121
蚊の察知力よりも、田中さんの観察力、そして発想力にビックリです(笑)。すでに昆虫の生態、能力を活用した技術は人間社会に多く使われているでしょうが、まだまだたくさんありそうですよね。
※事前に人間の攻撃を察知する蚊の能力、漫画スプリガンの朧に敗れた後に真の力を発揮する御神苗優みたいだなあーって、あ、どうでもいいですね。
だからですね、ね?ね?自分だけの”あるある”だと思ってたのに、他人も似たような経験していたって知ったときの親近感(笑)、いやーこれきっと他の人達にもあるはず!と思ってブログ記事にしたわけなんです。いや、別に蚊をぬきにしても、ぜひ読んで欲しい一冊ですよ\(^o^)/
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新パナマ病の蔓延で今、次々に世界中のバナナが枯れており、近い将来、収穫できなくなるという予想もある。そんななか、ついに画期的なバナナが誕生した
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あ、それと昆虫食で地球の食糧難の危機を回避しようという動きに抵抗感がある人は、田中さんの活動を応援したほうがいいかもしれません。
うん、なんか害虫の蚊を褒めてるような内容になってしまったかもしれませんが!?、でもですね、そんな凄い能力も腹を空かせて飛んでいるときだけでしょう。
吸血虫は例外です。
※ヤブ蚊に限りますが
その証拠動画をお見せしましょう。
無我夢中で血を吸っている時は、人間の指でゆっくりと
っ )`ω’* )ムギュッ!
と押しつぶさしても逃げ遅れてしまうほど油断して背後がガラ空き状態(笑)
ですが、蚊の能力も凄いですけど私たち人間は道具を扱えます。振り回すなら手じゃなく虫捕りアミやハエたたきを使い、事前に察知する能力の蚊に対抗してさらに先回り?してベープマットを点けておくなどすればいいのです。ふふふ、蚊よりもずる賢いのは人間なのでした(笑)。