雨が降った後、屋外に放置していた
プラスチック容器には雨水が溜まっている。
底に沈殿したチリ・ゴミが日が経つと
腐敗臭をだし、そこへ蚊が卵を産み落とす。
下の写真では分からないと思うので、
もっと近づいてみることにしましょう。
おびただしいほどの数のボウフラが、
ウネウネ、クネクネと踊って泳いでいる。
まるで深夜のダンスクラブのように、
荒れ狂ったかのように全身をくねらせる。
それはまるで、
「オンギャアo(‘@’)o! オンギャアo(‘@’)o!」
と、蚊の赤ちゃんの大合唱が聞こえてきそうです。
さらに観察してみると、
赤いボウフラ、黒いボウフラなど
複数の蚊の種類が卵を産み落としたのでしょうか。
それにしてもボウフラの数が多すぎる。
と、目線を移動した、その瞬間に原因が分かりました。
水面に浮かぶヤモリの死骸。
そして、
水面の中で必死に喰らい付くボウフラの大群。
ヤモリの周囲には浮かして脱皮した後の殻が浮いています。
※ヤモリの周囲の物体、羽化後の殻だよね、多分。
足を滑らせ、誤ってポチャン!と落ちて溺れて溺死した、
という推測を立ててみようかな、それよりボウフラの食欲すごい、
というか、ボウフラって肉食なの?っつうか容器ひっくり返さなきゃ。
雨水を泳ぐ赤いエイリアン!?ユスリカの幼虫は釣り餌!?
ウネウネ、クネクネと水中を漂い泳ぐ赤いボウフラ。
調べてみるとユスリカという蚊の幼虫で釣りの餌にもなるんだそうな。
静止した写真で見ると可愛い!?なんて感想持つヒトもいるかもしれないけれど、動きはやっぱり気持ち悪いです(笑)。
黒くても嫌だけど、赤いのはもっと嫌だ(笑)。なんだかエイリアンの赤ちゃんみたい。
ユスリカ(蚊)の成虫はヒトを刺す、吸血する昆虫ではないそうで、
アフリカでは成虫を集めた団子(ハンバーグ?)としても食べられるそうな。
害虫こそ昆虫食のメインディッシュにすれば一石二鳥かもしれないですね。
で、この赤いボウフラ、水から引き上げてみると器用に歩きます(笑)。
ミミズのような動きでクネクネと突き進む姿は異様でもあり神々しさもあり初めて見る光景です。
これ、メダカにはご馳走に見えるんでしょうね。
艶かしさと不気味さを兼ね備えた頭部・顔をした赤いボウフラの超アップ写真。
ボウフラ撮影会の後はしっかりと天日干しされ熱くなったコンクリートの上に流して成仏してもらいました。