※この記事は、蚊に刺されるとよく膨らむ妹のために、蚊に刺されにくくなる方法を模索した天才お兄ちゃんの奮闘を描いた(様子を放送したテレビ番組の)内容です。
以前も紹介した情報ですが、TBS『マツコの知らない世界』に出演されていたので、改めて書いちゃいました(笑)。
みなさんもご覧になったでしょうか、2018年7月17日に放送された回です。
ゲストは二人。
- ハムカツの世界
- 蚊の世界
ええ、一人目のハムカツの世界”ハムカツ太郎”さんですが、ハムカツサンドが好きな私は当然、面白かったです(^o^)。学生時代、部活帰りに学校近くの個人商店で売られていたハムカツを思い出しました(笑)。
で、私が注目したのは二人目に登場した田上大喜さん。
自宅で蚊を研究し、世界的発見をした田上大喜くんに留学前にご出演頂きました。
世界に羽ばたく18歳は凄かったですね。
今後も蚊を研究し、人間と蚊が共存する世界を築いてくれると素敵ですね。www.tbs.co.jp/matsuko-sekai/
さあ、マツコ・デラックスさんがどのような反応をするのか、私はテレビの前でワクワク(*゚д゚*)ドキドキしながら視聴しましたよ。
日本が誇る天才と、地上最強の害虫”蚊”との攻防戦をご覧ください!?
「自宅で蚊を研究し、」←もうココで凄い(笑)
マツコも大絶賛の世界が注目する超天才少年が登場!
田上大喜(たがみだいき)さん
スタジオに登場した田上さん、あどけなさが残る普通の青年なんですね。逆にマッチョだったりチャラかったらそれはそれで面白かったですが(笑)。
※以下、敬称略
マツコ:若いよね、アシックス履いてるし
田上:年齢は18歳。高校生ではなくて今年から大学に行きます。
※放送日が2018年7月なので
数が多すぎてちょっとよく分かりません(汗)。
蚊の研究のために自宅で蚊を飼っているのだが、一年間で約4000匹の蚊を飼っている。
京都にあるマンションの自宅へお邪魔するテレビスタッフ撮影隊。
お父さんが単身赴任中のため、3LDKにお母さんと妹の3人暮らし。
「お父さん、息子さん凄いですね!」って絶対に言われてるはず(笑)。
蚊を飼育というか、ほぼ同居ですよね(;´∀`)。
スタッフ:蚊はどちらで(飼われてるんですか)?
田上:蚊はあちらの方の部屋の中で
マツコ:蚊部屋(かべや)があるのね
田上:あ、ハイ やっぱり逃げたりしたら大変なので
田上:これが蚊の飼育部屋です。蚊のハウスを自分でダンボールとペットボトルで作っているんですけれども、この中に蚊を育てています。
スタッフ:あぁなんか飛んでるね。これ今何匹ぐらいいるの?
田上:だいたい50匹から80匹ぐらい
ニオイはなさそうですが、この部屋では寝れそうにありませんね。あのプーンって羽音で(笑)。
マツコ:何のために?
ナレーション:田上くんが蚊を飼い始めたのは4年前
マツコ:かわいいの?
田上:(笑顔で)ハイ。自分で蚊を捕まえてきて、飼育ケースの中に入れると少しずつ(卵を)産み始めて、それで今に至っています。
世の中って興味ないヒトから見たら不思議なことをやってる研究で成り立ってるんですよね、まさに”好きこそものの上手なれ”。
血を吸われて、いや吸わせて笑顔の田上さん凄え!
田上:果汁とかを基本的に吸って生きているので、たとえばオスとかは一切血を吸わなくて
マツコ:へえ~
田上:コップを切って、中にティッシュを入れてハチミツを水で薄めた液が蚊の餌(オス)になる
ナレーション:一方、メスの蚊の餌は何をあげているのだろうかというと・・・
日本の映画監督はこういう方々の作品をどんどん作らないと\(^o^)/
田上:(笑顔で)自分の血をあげて育てていると、なんかやっぱり我が子みたいですごい可愛いです、蚊が
田上さんの表情とマツコさんの表情が両極端で(笑)
田上:あぁ~、ちょっとイヤだったりすることもあるんですけど、でも僕、蚊には非常に感謝していて
マツコ:感謝!?
田上:ハイ、今回マツコさんにお会いすることができたのも蚊のおかげなので、なので蚊にはすごい感謝しています。
マツコ:その代わりに血を捧げているのね
田上:あ、ハイ
終始、ア然とするマツコさん・・・
どの生き物も母は強し、なんですねえ。
マツコ:メスしか血は吸わないんだ?
田上:交尾後のメスで
マツコ:交尾後だけなんだぁ
血を吸うのは交尾後のメスのみ。
産卵に必要な栄養を得るため田上:産卵のために血を吸います
マツコ:産卵のためなの!?
ナレーション:田上くんは週に一度、野生の蚊を捕まえに行くという
田上:あっ!もう1匹きてしまったんですけれども
スタッフ:だから脚を出してるんだ
田上:あ、ハイ
ナレーション:露出した足を囮(おとり)にするのが田上流
”田上流 蚊の捕まえ方”
脚を露出して血を吸わせる!
いやあ偶然ですねえ、このやり方は私もやってます\(^o^)/(笑)
ビニール袋で吸血真っ最中の蚊を捕獲する様子
さすがに飼育まではやってませんが。
田上:これをこうやって捕まえて(笑顔)あとで蚊のハウスの中に入れます。
スタッフ:へえ~
ナレーション:その後も、おとり作戦で次々と蚊を捕まえる田上くん
田上:一気に三匹
スタッフ:おぉ~
ナレーション:こうして採集すること1時間
と、ここで近くを通りがかった外国人観光客?から声をかけられる
What is this?
(何してるんだい?)田上:Right now I’m taking mosquitos
(今、蚊を捕まえているんです)Perfect! Very good job!
(本当に!すごいね!)田上:Oh Thank you very much!
田上:I’m doing an experiment about mosquitos
(僕は蚊の実験をしているんです)田上:We’ve come here to take a lot of mosquitos
(蚊をたくさん捕まえに来ました)田上:I think we’ve taken about 150 mosquitos
(大体150匹ぐらい捕まえました)
驚くマツコさん。
マツコ:流暢なだけにものすぎ不思議だろうね、むこうの人ね
Oh!150!?
田上:Ah yes!
Good luck!
田上:Thank you ver much!
(お互い)バイバーイ!
マツコ:ねえなんであんなに英語すごいの?ちょう、もうバリバリのネイティブだったじゃない
田上:いえまだぜんぜん
マツコ:むこうにいたの?
田上:自己紹介します
マツコ:うんすごい気になる。あと「あっ」って言うのが口癖なのね(笑)カワイイカワイイ、可愛いよ
田上:(照れながら)あ、ありがとうございます!
マツコさんの表情が全てを物語っています(笑)
田上:ボク、1999年に生まれて、そのあとオーストラリアで過ごしたんですけれども、
マツコ:そのあとシンガポールも行ってるから、英語圏に住んでたのね。それで10歳の時の蚊の撲滅運動ってのが凄いね
田上:実際デング熱とかが非常に恐れられていて、国家プロジェクトとして殺虫剤を政府が
マツコ:代々木公園でもやってたわよね
田上:蚊って非常に恐れられていて
マツコ:人類の死因で一番多いのは蚊が媒介している病気っていうもんね
田上:実際これ(※パネル)がビル・ゲイツ財団が出している1年間で最も人間を殺している生き物ランキングなんですけど、その中でも2位の人間に比べてもはるかに多くを蚊が
マツコ:5位に犬が入ってるのが恐ろしいわよね。でも蚊は桁違いね、他の動物に比べて。凄いわね83万人って・・・
田上:ボク、中学3年生の時に日本に帰って来たんですけれども、日本ってそんなに蚊が恐れられていないので蚊の飼育を始めました。蚊って自分自身が「病気を媒介したい」と思って媒介しているわけではないので、ゆくゆくはボクは蚊と人間が共存できる社会が実現できたらいいなと思っています。
マツコ:今亡くなられている方も含めて、そういうのがなくなれば蚊が悪者になることもないわけだもんね
田上:はい
蚊を地球上から駆逐する!
じゃなく、
共存を目指す!
ってところがもう根本的に(私とは)違いますね(笑)
蚊は人間の足の匂いフェチ?ニオイを嗅ぐと交尾ってなんじゃそりゃ!
田上:人間のどこの匂いに蚊は反応するのか?ということを研究してみました。マツコさんに質問です。4ヶ所をイラストにしていただきました。どの部分が蚊が一番反応したと思いますか?
マツコ:手首?
田上:実際は足に蚊が反応することを見つけて、
ナレーション:そう、田上くんの1つ目の世界的発見は、足の匂いを嗅ぐと蚊は??するという驚くべき行動。その世界的発見を彼が育てた蚊を使ってスタジオで生披露!
田上:人が多くいると、蚊って活発になるんですね。人間や動物を検知する時、二酸化炭素で検知していて
マツコ:なるほど
田上:足のニオイを嗅がせてみるので、足を嗅がせたら蚊が交尾することを見つけて
マツコ:あらぁ・・・
田上:オスの蚊とメスの蚊がハートの形をして飛ぶのが交尾なんですけれども
マツコ:うぉあぁ!結合しながら飛んでいる・・・うあぁぁホントだホントだホントだホントだぁぁぁ!!!物足りないわぁー!
ナレーション:足の匂いを嗅がせると、蚊が交尾をする!田上くんの発見には、さらに続きが!
田上:蚊ってすごいロマンチックな生き物で、蚊のメスは一生に一度しか交尾をしないと言われているんですね。普段は受精嚢(じゅせいのう)という袋を持っていて、その中に一度の交尾で一生分の精子を蓄えることができて、それをずっと使って産卵しているんですけれど
マツコ:え?精子をずっと持ってんの?で、時期が来たら自分で受精させて産んでるってこと?
田上:あ、ハイ
マツコ:へぇ~すごい
田上:足を嗅がせたら蚊が複数回交尾することを見つけて、7匹のメスに2時間で76回交尾をさせることに成功しました。
これ衝撃でした(笑)。
”血のニオイ”とかじゃなく”足”って、なんじゃそりゃ(笑)!
しかも足を嗅いだら交尾を誘発するってひっくり返りそうになりましたよ(笑)
人間の蚊の刺されやすさは足のニオイが関わっていた!?
田上:刺されやすさが人によって違うのはナゼ?
マツコ:血液型で(違う)っていうのは?
田上:蚊の刺されやすさってのはいろんな要因があるんですけれど、研究によってO型のほうが刺されやすいと
マツコ:それプラスいろんな要素が重なる人はホントに刺されやすい人がいるわけだ
田上:妹の方がボクより刺されやすくて、なんでなのかな?と思ったんですけど、
マツコ:大丈夫?妹さん傷付くことにならない?
田上:あ、大丈夫です。蚊に刺されやすいのは・・・足の菌が多い人!
田上:僕たちの肌には常在菌という常に存在する菌がいるんですけど、菌の種類が多い人ほど蚊に刺されやすいということを見つけました。
マツコ:人によってそんなに違うんだ
田上:(フリップを示して)妹がボクより3倍近い菌があって
ナレーション:田上さんと妹さんは、屋外で5分間立ち続け、それぞれ蚊に何回刺されるかを計測!その結果が
田上:(フリップ)ボクが25回、妹が81回だったんですね。で、この時は屋外で、(蚊が)止まったらすぐに払って赤いシールを貼ってなるべく蚊に刺されないようにして、妹って刺されるとすごい膨らんで、かわいそうだなと思って妹を助けられないかな?とこういう実験を始めました。
田上:蚊の刺されやすさがどうやったら減るのか?というのを調べてみたら、除菌シートで足を拭いたら減っていくということがわかりました。
”田上流・蚊に刺されにくくする方法”
外出する前に除菌シートで足を拭く!
ナレーション:ちなみに、田上くんの妹さんは、除菌シートで足を拭くだけで刺される回数が1/3に減少したという。みなさんもぜひお試しください。
番組終盤では、
田上:マツコさん、蚊って針は何本あると思いますか?
マツコ:え?一本じゃないの?
と、蚊の血を吸う仕組みを模型?で分かりやすく解説してくれるなど非常に親切な人柄が顔だけじゃなくプレゼンでも伝わってくきますね(笑)
番組スタッフが用意したものなのか、田上さん本人が自作したのかは番組では紹介されませんでしたが、とても分かりやすかったです!
そんな田上さんは、今年から大学生。進学する大学は・・・
コロンビア大学で脳科学を勉強!京都だから京都大学かと思いきやコロンビア大学(笑)!
※コロンビア大学とはノーベル賞の受賞者83名を輩出した世界中の理系エリートが集う超名門校
理系で上位10名ほどが選ばれるラビスカラーに田上くんは選ばれたんだとか(^_^;)凄すぎ・・・
6月からコロンビア大学院の医学部の脳科学センターというところで研究できることになって、
※ザッカーマン研究所というニューヨークにある脳科学の研究施設。ノーベル賞受賞者が複数在籍する
ショウジョウバエの脳の神経幹細胞について研究をするそうで、しかし蚊のことも忘れてはいないと。
最後に田上さんの夢、将来の目標が紹介されました。
”人の血を吸わない蚊を生み出す!”
どうやったら確実に駆除できる方法を編み出せるのか!って方向で考えがちなのに、なんかもう創造神をイメージしてしまいました、凄すぎ(笑)!
個人的には田上さん成虫もいいけど幼虫のボウフラも研究してほしいなあ(≧▽≦)、なんて思っちゃったり、とにかく、人柄が外見だけじゃなく内面にも溢れてて、こりゃもう間違いなく実現するだろうなって思わせる素晴らしい回でありました\(^o^)/