害虫 蚊の幼虫であるボウフラのことを、
別名で「棒振り」「棒振り虫」と呼ぶそうで、
しかも夏の季語なのだとか、、、
一度も聞いたことないけど・・・。
さて、夏休みも残り僅かとなってきました。
我が家では、
- 蚊取り線香
- ベープマット
の消耗が著しく、財布の中身が残り僅かとなってきておりまして、悲鳴を上げています(;´A`)。
ああ、これじゃあ夏を越す前に財布が悲鳴を上げて、
蚊取り線香の買い足し、ベープマットの交換ができなくなり、
蚊に血を吸われ放題・・・血液不足で息絶える・・・
ガクッ(x_x)。
※心が折れた瞬間
そんな危険を回避せねば、しかし、税金や各種保険料の値上がり、
収入と支出のバランス、そして将来の年金不安で心も弱まっている、
なにか蚊除けに代用できるものはないだろうか、
今の心の支え、唯一の心の拠り所は”蚊とりん”だけ・・・。
はあ(;´゚д゚`)!ダメだ!顔を上げろ下を向くな!
ふぐオォォォォ≡(┛”°Д°)┛!
弱音を吐いて挫けそうになることを許すな!
ありったけの力を振り絞って雄叫びを上げて戦い続けることを誓うのだ!
ザーッザーッ
(;´゚д゚`)ん?
ザーッザーッ

夏真っ盛りの白い砂浜ビーチにやってきた
私は気が付くと白い砂浜ビーチに立っていました。
ああ、、、そうか。
私は、小さい頃から悩みや不安を抱えると海に行き、遥か彼方の水平線に向かって叫びながらストレスを発散する癖があったのです。
扇風機や冷房エアコンの規則正しい風ではなく、地球の鼓動というか、自然の風はなんとも心地よい。
潮の匂いのする海から吹き付ける風を身体で感じていた時のことでした・・・
ふぐオォォォォ≡(┛”°Д°)┛!
(;´゚д゚`)ん?

海水浴を楽しむ家族連れを横目に、空のペットボトルを取り出す
私の左手に中身の入っていない空のペットボトル容器が・・・。
身体はそのまま歩を進め、海の中へ入っていく。
なぜか無意識にペットボトルに海水を汲む、(;´゚д゚`)あれ?一体どうしたってんだ・・・。
コポコポコポコポッ・・・キュポンッ!
まるでペットボトルがゴクゴク海水を飲んでいるかのようだ・・・
コポコポッ・・・キュポンッ!
まるで喉の乾きを潤すに十分な量を飲み終えたかのような満タンの合図、ん?あれ?
ふぐオォォォォ≡(┛”°Д°)┛!

海でペットボトルに海水を汲む様子
そうだ!海水で蚊を退治できないだろうか!
いや、海水で蚊の幼虫ボウフラを駆除できないだろうか!
以前に読んだ記事を思い出した!
高雄が海水でデング熱退治の実験 ニュース分析 ソース:台北の新聞 2014.11.12
高雄市の陳菊市長は11日、世界で始めての海水で一筋シマ蚊のボウフラを絶滅させる実験が成功したので、13日から蚊駆除運動を三民区で開始するのを命じた。
同市の衛生局疾病管理処が、実地実験で、塩度30の海水を排水溝に注入して、ボウフラを100パーセント死亡させたのを受け、陳市長は全市の6区で海水シマ蚊駆除を始め、13日には先ず前鎮区から始めると宣言した。
三民区では、14日に全面駆除が行われ、衛生局疾病管理処が他の4区で実施するスケジュールを組むことになっている。
衛生局疾病管理処は、海水シマ蚊駆除はボウフラ退治運動の一部であり、各区での自宅駆除がデング熱撲滅の主力であることを強調した。
ボウフラ退治での死角は家宅である、と衛生局疾病管理処は指摘、駆除運動は「室外2分、室内8分」原則に沿って行われると強調し、台湾の“蚊駆除大師”と呼ばれている連日清国防医学院名誉教授の建議を受け入れることを明らかにした。
連教授は、海水でシマ蚊を駆除するのは骨折り損のくたびれもうけ儲けであると批判、シマ蚊は排水溝の溝水に産卵することが殆ど無く、ボウフラは其処で発生しないことから、海水でシマ蚊を駆除するより、家の地下室にある停滞水や水槽の中にボウフラが湧かないようにすること遥かに好いほうほうであるとサゼストしたのである。
一方、衛生福利部の郭旭崧疾病管理署長が、来年には高雄市に「デング熱研究センター」を創設すると発表した。
今年のデング熱病例が10600例を超し、その内の97パーセントが高雄で発生したので、防蚊学術資源を高雄にプールする「デング熱研究センター」を同市に設立する、と郭署長は述べた。
引用元:国家政策研究財団の研究所 https://goo.gl/Fb7MNd
これほど塩辛い、塩分濃度の高い海水ならばボウフラだって生き続けることはできないはず!
※トウゴウヤブカの場合は別。
また、築地市場でもコバエ・蚊(ボウフラ)対策に真水ではなく海水で掃除しているらしいです。
「昨年夏ごろ、都から店舗のレイアウト案を提出するよう要請された際、『海水は床に流さないで下さい』と唐突に言われ、ビックリしました。真水ならOKらしいのですが、それだとちょっとした水たまりにボウフラやコバエの幼虫が湧いてしまう。築地では海水で床掃除をしているので、コバエや蚊はほとんど湧きません。海水ではボウフラは育ちませんからね。別の仲卸の仲間たちも『真水じゃ掃除ができない』と怒ってましたよ」
日刊ゲンダイ コバエや蚊だらけに? 豊洲新市場「海水使用禁止」の弊害
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/184508
我が家の周囲に生息・繁殖する害虫の蚊は主にヒトスジシマカ、アカイエカ、なのだと思うわけなんですが(※正確には分からんけど、多分)、ボウフラが発生しそうな場所に汲んできた海水を溜めれば、さすがのボウフラだって、
グエェェし、塩辛い・・・ガクッ(´ཀ`)!
と息絶えるのではないか!?
また、海水なら(ほぼ)タダ・無料だ。
いや、それが一番大きい(笑)。
ボウフラを海水で駆除する実験、スタートだ≡(┛”°Д°)┛!
※前述のトウゴウヤブカとは、
トウゴウヤブカにみられるように、海水が混じるため海浜部にある岩礁の窪みの、しばしば高い塩分濃度になる水たまりにも生息するものも知られる。(Wikipedia)
という、海に行くと刺されたりする大きめの蚊。
雨水で生まれた蚊の幼虫ボウフラを海水に移したら死ぬのか?それとも平気で生き続けるのか?

左の容器が海水、右の容器がボウフラが泳ぐ雨水
さっそく海水を汲んだペットボトルを抱えて急いで帰宅。
※夏休みで海に訪れていた家族連れが、私から離れていったのは気のせい、、、そう、気のせい。蚊よりも人畜無害なのに、、、。
梅雨に降った雨水に大発生していたボウフラに協力を要請!
すると、クネクネ、クネクネと快く了解のダンス、ただし、成虫への変態を間近に控えた蛹(サナギ)が3匹。
ん~(;´A`)、まあしょうがないです。

雨水の中で羽化を間近に控えた蚊の幼虫ボウフラ・蛹(サナギ)
雨水の中で羽化を間近に控えた蚊の幼虫ボウフラ・蛹(サナギ)が3匹、踊るようにクネクネ、ウネウネと泳ぐ姿はまるで悪魔のダンス。
(;´༎ຶД༎ຶ`)『ウヒー!そろそろ成虫へと生まれ変わり人間の血を吸うことができると喜んでいたのに、なぜこのタイミングで引越を強制させられるのか、我々は遺憾の意を表する!』
どこかで、これまでに何度も聞いたことあるような、意味のない応対は無視して、ささ、雨水なんかよりも極上のベッドが用意された部屋を用意しておりますぞ。

割り箸で優しくボウフラ・蛹(サナギ)を取り出す様子
(;´༎ຶД༎ຶ`)『プヘッ!おいこら(怒)!なにすんじゃプヘッ、、、ううう、息ができない、苦しい、血を吸えずに人生を終えるなんて、無念・・・母ちゃん・・・ごめんよ』

呼吸管が鬼の角のように見えることからオニボウフラと呼ばれる蛹の状態
(;´༎ຶД༎ຶ`)『卵からボウフラ、そして蛹(サナギ)※オニボウフラとも呼ばれる完全変態を遂げて成虫の蚊へと姿を変える我々と、時に人は昆虫界のエイリアンと呼ぶ、そうさ、この写真で一目瞭然だろ?ぷ、、、ぷひぃぃ』

ボウフラを雨水から海から汲んできた海水に移す瞬間
さあ、言い残したことがなさそうな蛹(サナギ)よ、未開の地が天国なのか地獄なのか、その身を持って我ら人間に示してくれ!
ポチャン!

ポチャン!と海水に移されたボウフラは苦しむ様子もなく平然と泳ぎまわるのだった・・・
ゆらゆら、すぅ~・・・

蛹を上から見ると、胸から伸びた呼吸管が鬼の角のように見える
雨水から海水に移された蛹(サナギ)のオニボウフラは、環境の変化、いや、異変に感付いたのか、ただユラユラと浮かぶ時間が過ぎたのが約5,6秒ほど・・・しかし、次の瞬間・・・
ふぐオォォォォ≡(┛”°Д°)┛!
YOUTUBE動画 海水でも蚊の幼虫ボウフラ(※蛹サナギ)は生き続けるのか?
(;´༎ຶД༎ຶ`)『あれえ?なんだか人間が神妙な顔でいたから、こっちも緊張して最悪の事態を想定していたのに、めっちゃ居心地良いじゃん!?いや、良いとも言えないけど悪くないんじゃん!?へへ、なんか今まで過ごした水とは違ってるけど、全然平気じゃん(笑)!?』

蛹(サナギ)の状態になると、水面でプカプカ浮かぶ時間が長くなる
なんと、雨水から海水に移してから数秒後にはクネクネ、ウネウネ喜びのダンスで泳ぎ始めたのです!
いやいや、どうせ強がりだろ?ホントは塩辛くて苦しいんだろ?だって、トウゴウヤブカ以外の蚊(の幼虫ボウフラ)が海水に移されて平気なわけないじゃん!?
当然のように私はそう考えていたのです。しかし・・・

遂に最終形態である羽を持った成虫”蚊”への羽化を間近に控え体全体が黒ずんでくる
(;´༎ຶД༎ຶ`)『ふふふ、もしかしたらさ、ボウフラじゃなくて蛹(サナギ)の状態だから耐性があるのかもしんないよ、でもさ、現実にこうして生きてるっしょ?泳いでるっしょ?まあ時間が経てばアンタラ人間の強制移住(の目的)が達成される?成功?または失敗?なのかが証明されるだろうよ、ケケケケッ。』
私は、私を嘲笑うボウフラ蛹の(笑)笑い声を無視して他の2匹も同様に雨水から海水に移動させました。
すると・・・
(;´༎ຶД༎ຶ`)『ギャヒーッ!ビビって損したぜぇ(笑)!塩辛いから絶対に前の場所とは違ってるってのは分かるけど、あんまナメないでもらえる(笑)?そんなヤワじゃ古代から生き延びてないっつうの(笑)!ギャヒー!』
なんと、他の2匹も余裕のよっちゃんでクネクネ泳ぎ始めたのです・・・。

3匹のヤブ蚊(ヒトスジシマカ)のボウフラ・蛹(サナギ)を海水に移して24時間後・・・
私の予想を裏切る結果、つまり、海水に移されたボウフラ・蛹はもがき苦しみ、やがて水面にプカプカ浮かんで死が訪れる、
海水でボウフラを駆除する作戦が成功し、我が家の家計・財布の負担も軽くなり晩酌のオカズがグレードアップする!
という夢物語が・・・ガタガタと崩れ落ちる-それは心にヒビが入る音でもあり-気が付くと私の足が、膝がガクガクと震えていたのです・・・(;´A`)。
ただ、まだ海水に移して数分しか経っていません。徐々に海水の塩分濃度に蝕まれ、呼吸ができなくなり、死に絶えるはず・・・。今の私の微かな希望に頼るしかありません。
1時間後、(;´༎ຶД༎ຶ`)『クネクネウネウネ』
3時間後、(;´༎ຶД༎ຶ`)『クネクネウネウネ』
6時間後、(;´༎ຶД༎ຶ`)『クネクネウネウネ』
12時間後、(;´༎ຶД༎ຶ`)『クネクネウネウネ』
そして、運命の!?24時間後・・・
ギョギョッ(;´゚д゚`)

蛹(サナギ)が脱皮?した殻が海面にプカプカ浮いている・・・
え?水面、いや海面にプカプカと物体が浮いている・・
は(;´゚д゚`)!?まさか蛹の亡骸!?
目を凝らして顔を近づけてよく見てみると・・・
ふぐオォォォォ≡(┛”°Д°)┛!

ボウフラ・蛹(サナギ)は海水でも死ぬことなく成虫の蚊に羽化していた・・・
羽化しとる(*゚ー゚*)・・・
羽化しとるやん(*゚ー゚*)・・・
羽化しとる(*゚ー゚*)・・・

3匹のボウフラ・蛹(サナギ)から2匹の成虫(蚊)が誕生していた
3匹のボウフラ・蛹(サナギ)から2匹の成虫(蚊)が誕生していた・・・。
蛹(サナギ)、通称オニボウフラという状態だったのではありますが、雨水から海水に移されても死滅することなく、立派な成虫に浮かしたヤブ蚊(ヒトスジシマカ)が誕生していました・・・。

我が家の近隣で繁殖していた蚊はヒトスジシマカではなくトウゴウヤブカだったのか!?
雨水でボウフラを退治!塩辛く塩分濃度の高い海水ならば害虫・蚊の幼虫を駆除できるはず!雨水の”蚊とりん”、海水のダブルパンチで蚊とサヨウナラ!作戦、、、見事に失敗(;´A`)!
ふぐオォォォォ≡(┛”°Д°)┛!